~この状況で正確な情報が得られないとしたら、考えられる原因は何か?~
<前回までのあらすじ>
これから副業やビジネスをやろうとした時に
魅力的なセミナーや情報商材、コンサルの話を聞きます
「ここでなら自分も成功できるかも!!」
と意気込んでいましたが、引っかかっていることがあります
それは
・詐欺だったらどうしよう
・値段が高いから生活が厳しくなるかも
・新しい環境や人と出会うから不安
「初心者向けのコンサルやセミナー、情報商材を買うべきか」
この疑問により質の高い選択をするところです
そこであらゆる決断をする時に陥ってしまう罠の1つ
「視野の狭窄」の対策として選択肢を広げる作業を行いました
※続きになっていますので、
前回の記事を読んでおくことをおすすめします
【第2話:視野の狭窄編】30万円の初心者対象ビジネスコンサルをやるべきか??「一生使える意思決定プロセス」 - 学生がFIRE(Financial Independence, Retire Early)への道を考える (hatenadiary.jp)
<超厄介な人間の性質「確証バイアス」>
前回までで選択肢を広げるということを行いました
ここまでやると次は
それらの選択肢が実現できるのかについて考える必要があります
様々な情報を集める必要がありますが、
ここでもボクらが陥ってしまう罠があります
それは「確証バイアス」です
確証バイアスとは
仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと 。(Wikipedia)
つまり
自分にとって都合のいい情報ばかりを集めてしまい、
その情報をもとに実現性を考えてしまう
ということです
この罠はとても強力なので
しっかり対策していく必要があります
<今回も我々に決断の力を与えてくれる本>
前回までに引き続き、
こちらの本を参考にこの記事を書いています
この本ではビジネスから人間関係まで
あらゆる場面で出会う選択に対して
よりいい判断ができるようになる
一生モノのテクニックや考え方がたくさん載っています
・新しい突破口がほしい!
・優柔不断でなかなか踏ん切りがつけられない
という人は一度読んでみることをおすすめします
<確証バイアスの被害を抑える3つのテクニック>
今回紹介するテクニックはこの3つです
・有効であるための条件を考える
・オープンエンドな質問
・ウーチング
全部やる必要はありません
自分でできそうなものを選んでやってみてください
<正しさで判断はNG!【有効であるための条件を考える】>
複数の選択肢があるとどっちを採用しようか迷います
ここで
「このアイデアが正しい理由」
をリストアップして考え始めると
確証バイアスに飲み込まれてしまいます
なのでこのように考えてみましょう
「このアイデアを有効であるための条件は?」
例えば30万円の初心者向けコンサルを受ける
というアイデアがありました
このアイデアが正しい理由を書き出すと
・プロから直接ノウハウを学べる
・ビジネスの基礎知識が学べる
・同じ志の仲間ができる
といった理由が出てきそうです
これを見るとこのアイデアがよさそうに見えます
これを「有効であるための条件は?」に変えてると
・30万円用意しなきゃ、そんなに貯金はないから
バイトを今より入れて貯めるしかないか
・できるだけすぐに始めたいからお金を借りようか
月13000円の返済とすると今の収入で回せるかな
ここで
無理なアイデアだということに気づくこともありますし、
逆に無理だと思ってたアイデアも
なんとかいけるかもと気づくこともあります
具体的に考えられるため
実現性を確かめる方法としては有効です
<この状況で正確な情報を得られないとしたら?【オープンエンドな質問】>
オープンエンドな質問とは
選択肢を設けずに自由に回答できる形式の質問です
このアイデアは自分に実現できそうか?
Yes or No?
あるいはこれを実現するためには
こんな条件が必要だ。これはできる?
Yes or No?
参考にしているこの情報源は正しいか?
Yes or No?
このように選択肢が用意されている質問で考えるのではなく
・このアイデアが成功するとしたら
なぜそうなるのだろう?
・成功するためにこのタスクを続ける必要がある
挫折するとしたら何が原因かな?
すべて答えは無限にあります
「できる?できない?」「調べるのは本?人?ネット?」など
選択肢を用意しない質問ではなく
「どのように?」「なぜ?」「~だとしたら原因は?」
と質問してみましょう
中でも確証バイアスを突破するのに
おすすめな質問がこちらです
「この状況で正確な情報を得られないとしたら考えられる原因は何かな?」
例えば
・コンサルを受けている身内の人にばかり
受けた方がいい理由を聞いているかも
・感情を煽って気分がよくなっているからよさそうに感じるかも
・参考にしている文献が少なくて個人の体験談に偏っているかも
「自分は間違っているかもしれない」
という視点を持つのは苦しいですが、
やることで得られることは絶大だと思います
<最も確実な方法かも【ウーチング】>
ウーチングとは
小さな実験を行って自分の仮説を検証することです
これが最も正確に判断するテクニックかもしれません
ですが30万円のコンサルを受けたり、月5000円払ってサービスを使うのは
負担が大きいです
なので
・実際に1回だけ体験してみる
・フリー素材で試してみる
・1週間だけやってみる
といったように
金額や時間を小さくしてできそうなのか確かめる
これが有効な方法です
ここで紹介した例はほんの一部なので
自分なりに探してみることをおすすめします
<最後に>
選択肢を複数作った時
内心で勝ってほしいと期待している選択肢があります
そのような期待が少しでもあると
その選択肢に有利な情報を集めてしまいがちです
これを防ぐための方法がこちらの本では
もっと詳しく紹介されています
それ以外にも
そもそもの選択肢を増やすテクニックも紹介されています
ぜひ一度読んでみてください♪
次回は選択肢を広げて、実現性を考えたのに
足踏みしてしまって、なかなか決断できない
優柔不断な自分を断ち切る方法について
紹介していきます!